お勉強

2004年12月11日 お仕事
マンションには内覧会というものがある。
要は部屋を契約した人が実際に自分の部屋を見て、
傷等の不具合が無いか確認する場。

で、ここ数日は内覧の確認会であった。
内覧でお客さんが気付いた傷等の直し状況を見て頂く。
うちの現場は所謂スーパー億ション。
デベにとってもお得意さまばかり。
ま、施工者のうちには(あまり)関係ないことだが。

俺も対応要員。
内覧会はうちもスーツで対応してたけど、
確認会は普段の作業着で、となった。
先輩は作業着下にシャツ、ネクタイを着てるものの、
俺はノーネクタイ、
さらに作業着下はユニクロのフリースという出で立ち(寒いのよ)。
ま、いつも通りだ。

で、確認会対応してる中で、
お客さんが来てラウンジに俺一人、という状況が生まれた。
もちろん、お部屋へごあんな〜い。となる。

繰り返す。
作業着姿の若者が億ション住人をご案内。

作業着は・・・汚れている。というか落ちない汚れがこびりついてる。
靴は・・・安全靴。1年以上の酷使でボロボロだ。いい加減やばい。
顔は・・・すっきりだ(自称)。まだまだいける(勘違い)。

会社名、名前の入った名札忘れた。
ま、問題ないか。

しかしどうもこの夫婦、特にダンナ、カンジ悪すぎである。
「きったねーなぁ」→汚れ
「なんだよこれ」→汚れ
「テキトーに作っってんのバレバレだよな」→梱包時のノリ残り
「ちゃんと直ってんのかよ」→補修後

あまりにスゴイので腹立てるより呆れつつ、
奥様に内覧時の指摘項目を一つずつ確認して頂いていた。

そのなかで俺が「うちの〜〜では××です」みたいな話しをしてたら、
ダンナの態度が急変、言葉遣いが目に見えて変わっていった。

・・・どうやら俺は下請け作業員と思われていたようである。
だっはっは!
爆死。
込み上げる笑いを抑えつつ、気付かないフリをしてさしあげる。

帰り際には
「そうは言っても全体的には良く出来てるよなー」
と独り大きな声でつぶやいておられた。

恥ずかしすぎ。
人間の浅さがこんなに分かりやすいヤツはそうはいない。
相手の属する会社とかで態度をここまで変えるとは。

他人の本質を肩書きとか身なりで判断して、
それを表に出すことがここまで恥ずかしいこととは。
良い勉強させて貰った感じ。
ありがとうございました。

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